2012年7月13日金曜日

ヒライのウルルン滞在記2


(続き)


さて、モヒラの親戚の家へ行くと
女性陣が大きな木の下にテーブルをひろげ保存食をつくっていました。

大量のトマトジュース。


ひき肉をつくるような器具でトマトをどんどんおろします。
ちなみにこの美人な嫁は21歳。
19歳で結婚して1児の母をやっています。
ウズベキスタンの女性の多くは20歳前後で結婚します。


トマトをおろしたら、漉してジュースにします。



搾りかすは、ピーマン、たまねぎ、ニンニクなどとあわせて
大鍋で煮詰めます。



これは「イクラ」というらしい。
毎年夏に大量につくって、保存しておくそうです。
ナンといっしょに食べたらとてもおいしかったです。


大人たちが作業している間、子どもたちはそばで勝手に遊んでいます。

大家族って、そういうところがいいよね。嫁は大変そうだけど。


 

右の写真の女の子がモヒラ。かわいいでしょ?

作業が終わったら、そのまま外で食事が始まりました。


オシュとトマトサラダ。

オシュはウズベキスタン料理の代表で
たまねぎとにんじん、肉などを刻み
お米といっしょに油で炒めたのちに炊いたもの。

トマトサラダはトマト、きゅうり、たまねぎとミントに塩をかけてつくります。
ウズベキスタンの乾燥した気候は、野菜や果物づくりに適しているらしく
野菜も果物も味が濃くてとてもおいしいです。

そうこうしているうちに、男の人たちが帰ってきました。

2人ともそれぞれ孫がいます。
ひげの人は40代半ばで、おじいちゃんには見えませんが
ウズベキスタンではそれが平均的な年のとり方なんですね。

こうやってたくさんのウズベキスタン人に会うと
会う人ごとに、名前と日本人だということはもちろん
「年齢はいくつだ」「結婚しているのか」「いつ結婚するのか」
などと質問されます。
30歳を過ぎて結婚していないなんて、どういうことなんだ!?
と思うらしいです。
「お前の結婚式はいつだ?」とか言われたって
「そんなの、私が知りたいよ!」という感じですが。

一番しつこく聞いてきたおばさんに
「日本にはいい男性がいないし」と答えたら
「いい男性がいないとはどういうことか?
 お酒をたくさん飲んだりタバコを吸ったりするのか?」
とさらに質問が。
いやー、その辺はかまわないんだけど、なんというかさー
ウズベク語で説明できないんだけど、うーん……
と、さらに困りました。

ウズベキスタンの夏は日が長いのですが
それもいよいよ暮れてきたころ
モヒラのお父さんがまた現れて、ヒライの長い一日は終わりました。

思いがけず「フツーのウズベキスタン人の生活」が
垣間見られて充実した週末でした。

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