ホームステイ第1週目の土曜日の様子を写真でご紹介します。
朝、ヒマでウロウロしていたら、モヒラのお父さんと会いました。
モヒラのお父さんは言いました。
「わはは。お前は、最近モヒラがよく話している日本人だな! わはは。
お前、今からうちに来るか? わはは」
私はもちろんついていくことにしました。
でも、家についたら肝心のモヒラがいません。
お父さん「おい、いま帰ったぞ。モヒラはどこだ。日本人をつれてきてやったぞ」
お母さん「あら、やだ。モヒラは朝、親戚の家にやったじゃないですか」
お父さん「なんだ、モヒラはいないのか! せっかく日本人をつれてきたのに!」
お母さん「大声を出したって、いないものはいないんだもの」
お父さん「まったく! 困ったやつらだ! まったく!」
お母さん「ちょっと、お兄ちゃん、この日本人の相手をしてあげて」
というわけで、モヒラとミルサイドのお兄さんで
入試まで3週間の受験生が登場しました。申し訳ない。
彼に家を案内してもらいます。
家は典型的なウズベキスタンの造りで、コの字型をしています。
コの字の真ん中は畑で、今はレモンとブドウが青い実をつけていました。
大量のトマトも干してあります。
男たちは庭造りに精を出しています。
お母さんは洗濯。お母さんの左手がかかっている水色の機械が洗濯機です。
洗濯機といっても、ボタンを押すと中の水がぐるぐる回るだけ。
ウズベキスタンではまだ手洗いの家庭も多いようです。
コの字型の建物の半分は、牛舎です。
牛は全部で4頭いました。
自家製のヨーグルトをいただいたら、めっちゃおいしかったです。
ただ、牛舎が隣接しているせいで
ハエ(pashsha)が半端なくいます。
これはハエをとるためのシート。
リアルなハエの絵を描いたシートで、表面がベトベトしています。たぶん。
触っていないので想像ですけど。
ハエが「仲間がいっぱいとまっているから、何かおいしいものなのかも~」
と降りると、足がくっついてしまうという仕組みでしょうか。
かなりの数のハエが罠にかかっていました。
一通り話が尽きると「つーか、お前、女子のほうがいいんじゃね?」
という感じで、今度は高校生のお姉さんとその友だちの
女子高生2人組に預けられました。
そしてよくわからないままに気づけば2人の高校に。
どうやら2人は修了証と成績表を受け取りにきたようです。
1人はオール5、もう1人もそれに近いいい成績でした。
うちへ帰ると、お父さんが言いました。
「おい日本人、モヒラのところへ行くか?」
というわけで2軒目のお宅訪問です。
(続く)
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