2012年7月11日水曜日

不思議な家族


先週の月曜日から、タシケントのとある家庭にホームステイしている。

タシケントの丸の内的な場所に位置するJICA事務所からバスで15分。
古い公団住宅のような建物が並ぶうちの1軒で
ホストファミリーは、40代の女性1人である。
ダンナさんはすでに亡くなっていて、一人娘は2年前に結婚。
普段はダンナさんの実家にいることが多いらしいが
ホームステイを受け入れている期間はこのアパートに住んでいる。
彼女のことを私は「オパ」(ウズベク語で「お姉さん」の意味)と呼んでいる。

この家には、毎日のように2人の子どもが来る。
オパの義弟の子どもで、兄のミルサイドが14歳、妹のモヒラが11歳。
2人がにぎやかなのでずいぶん助かっている。

モヒラは、私のなかの「11歳の女の子」のイメージよりちょっと幼い。
この前はいっしょにプールに行けなくて大泣きしたし
いっしょに出かけるときは私とずっと手をつないでいる。
とてもかわいい。

ミルサイドは逆にちょっと大人な感じがする。
家の仕事をよく手伝うし
「よくわからない外国人」であるところの私に対しても
自然な態度で親切にしてくれる。
仮に私の弟が14歳だったときに、うちに外国人がステイしていても
こんな感じにはならなかっただろう。

親子のようで親子ではない3人と、外国人の私という4人家族は
ちょっと不思議な組み合わせだけど
1週間目にしてはだいぶしっくりきている、と思う。
あまりに普通に生活しているので
夜、ベッドの中で昔のことを思い出しながら
「それにしても、私は今、ウズベキスタンなんて国にいて
 ウズベキスタン人と暮らしているんだもんなあ」と改めて考えたりすると
突拍子がなさすぎてクラクラしてしまう。

ホームステイは今月いっぱいなので
その間だけはできるだけ彼らといっしょの時間を過ごしたい。

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