ナブルーズ(春分の日の祭り)にみんなでつくって食べるのがウズベキスタンの伝統ですよね。
おうちで作るスマラックは、時間がかかるけど(12時間☆)
おいしく仕上がるし、愛着もわきますヨ~♪
日本の方もぜひつくってみてください☆
【材料】
小麦粉 36kg
水 たっぷり
油 たっぷり
麦芽 バケツ3杯
石 数個
【作り方】
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1. 麦芽を水に漬けて発芽させます(1週間) |
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2.鍋に油を塗ります 鍋は直径1mくらいの大きいものを☆ |
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3.麻袋を使い、1を濾します |
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濾したものはこんな感じ |
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6.沸騰後は様子を見ながらたまにかきまぜます 茶色のペースト状になるまで約12時間 |

7.できあがり!
【コツ・ポイント】
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屋外での作業だから雨対策も |
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火加減は中火~強火で |
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春季限定のほうれん草サムサや ほうれん草マンティ(餃子)を つまみながらできあがりを待ちましょう |
【食べ方】
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容器に入れて冷蔵庫で保存。 パンにつけたりそのまま食べたり |
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2リットルの容器が30本! それでも入りきりませんでした |
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1.あまったスマラックはどうするの? |
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2.ご近所さんに鍋やびんを借ります |
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3.借りた鍋やびんにスマラックを入れて… |
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4.おすそわけ☆ いかにもウズらしいですね |
【このレシピの生い立ち】
スマラックは、砂糖は入っていませんが、甘くて麦の香がするペーストです。
パンにつけて食べたり、そのまま飲んだりします。
ウズベキスタンでは、春を祝うナブルーズのお祭やその前後に
ご近所同士が集まるなどして
大鍋で一晩かけてスマラックをつくります。
大量にできたスマラックは、近所や親戚に配ります。
12時間もの待ち時間に、飲んだり踊ったりするのが楽しいらしいです。
昔、貧しい家族のお母さんが
何も食べるものがないので、水に小麦粉と麦芽だけ入れて火にかけました。
疲れでうとうとしてしまい、目が覚めたら鍋の中身が
おいしい甘い食べ物になっていた……
というのがスマラックの起源だと言われています。
このスマラック、大変な縁起物なんです。
つくるとき、中に小石をいくつか入れるのですが
その時、願い事を言います。
また、まぜるときも、願い事を心のなかで唱えながらまぜます。
できあがったスマラックを分けた時、小石が入っていれば
その年を幸せに過ごせるそうです。
私はそういういろいろなことを聞いていたので
「スマラックづくりを見てみたい!」とナブルーズ前に学生に訴えたのですが
ここは都心だからか、みんな「家ではつくらない」との返事。
がっかりしていたら学生が「じゃあ、私たちでつくりましょう!」と。
スマラック・マスターのおじさんを雇って自分たちでつくることになりました。
当日は、学生が20人以上も集まり
ほかの料理をつくったりおしゃべりしたりして、とても楽しい時間を過ごしました。
ちなみに、学生がご近所におすそわけしている写真がありますが
この学生にとっての「ご近所さん」ではありません。
会場となった家の周りの家に突撃し、「スマラックつくったんですけどー」と
配って歩いたわけです。このへんも非常にウズっぽいと思います。
このレシピを見て、ぜひ日本でも挑戦してくださいネ☆
おうちで☆簡単☆てw
返信削除自分がオシュの作り方書いてるときを思い出しました。
スマラックが食べたくなりました。