私の手、両方とも「ますかけ」なんです。
ますかけというのは、手相の種類で
知能線と感情線が1本になっているものです。
織田信長だか、徳川家康だかがこの手相の持ち主だったらしく
「天下取りの相」とも言われています。
日本には片手だけますかけの人は少しいますが
両手ともますかけはけっこう珍しいはず。
しかも私の場合、ますかけ線だけがはっきりあって、ほかの線は薄いんです。
ほらね。
あるときその話題になって、ウズベク人に
「ありえない! ウズベキスタンで見たことがない!」ととても驚かれました。
「ほかのウズベク人にも見せてみろ」とも。
それでいい気になって、職場でウズベク人のA先生に自慢しようとしました。
「A先生、ちょっと手を見せてください。これとこれ、2本、線があるでしょ?
実は……」
「オレは1本やで!」
と、割って入ってきたのは、日本人のT先生。
なんとT先生も両手ますかけでした。
日本人が4人しかいない職場で
向かい合わせに座っている2人が両手ますかけって、すごい確率ですよね。
いやーすごい、これはすごいことですよ、と興奮していたら
A先生が「私の手相もすごいんですよ」と。
A先生の手相は、かなりくっきりこんな感じです。
「これはですね。1と8なんです」とA先生は言いながら
ホワイトボードに何やら書き始めました。
だから私の右手は18、左手は81です。
81-18=63。
63は預言者ムハンマドが亡くなった歳で
パイハンバルヨシと言われています。
18+81=99。
神アッラーは99の名前を持つと言われています。
つまり、どちらにしても縁起のいい数字になるんです!」
へー! おもしろーい!
などと言っているうちに、私の自慢はうやむやになってしまいました。
その後もめげずにウズベク人に自慢していますが
いまのところ、ますかけを見たことがある人はまだいません。
ケータイで写真を撮られたり
「アンドロイド?」と気持ち悪がられたりしています。
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