2014年2月16日日曜日

美人の多い国2

先週、UJC(日本ウズベキスタンセンター)主催による
「POPファッションショー」が行われました。

着物、茶道・華道・書道、歌舞伎…といった伝統文化の紹介はよくありますが
今回は、現代の日本の紹介、ということで
在住日本人が普段着で登場したほか(オフィス風景とかあって面白かった)
「制服」「POP着物」「ロリータ」が紹介されました。

そのイベントをお手伝いしながら改めて思ったのですが
やっぱりウズは美人が多い!

以前に写真なしで「美人の多い国」というエントリーを書きましたが
今回は、ばっちり美人の写真を撮影してきましたよ!

☆制服
 

☆ロリータ(『恋のフォーチュン・クッキー』を踊ってる)

☆着物(伝統的な振り袖)

☆POP着物
  
 
彼女たちは、UJCの学習者やスタッフなどで
職業モデルではありません。
でもみんな美人! スタイルいい! うらやましい!!

男性については
「ウズって美人ばっかりなのに、ハンサムは少ないよなー」

…と、正直、思っていました、来た頃は。

でもしばらく住んでいたら、目が慣れてきたのか
ハンサムも多い気がしてきました。

この日のハンサム。
 

コスプレすると、ウィッグやメイクなしでも
そのままアニメから出てきたみたいです。

2014年2月4日火曜日

「なんちゃってイスラム教」は本当か

ウズベキスタンは「なんちゃってイスラム教」と
日本で教えられました。

イスラム教の国といえば、日本では

・お酒を飲まない/買えない
・女性は黒い布で全身を覆っている
・毎日5回お祈りをして、ラマダンの時期には断食

といったイメージがありますが
ウズベキスタンではそういうことがなくて
異教徒も暮らしやすい、ということです。

確かに、ウズベク人は、日本人より頻度は低いものの
お酒は飲むし
(主にお祝いの席で男性がウォッカ、
 中年以上の女性が甘いワインを飲む)
女性の服装もだいたい普通だし
(ただし頭にスカーフを巻いている中年女性は多い。カラフルなやつ)
そんなに頻繁にお祈りをしているようには見えません。

ラマダンの時期も、街は何も変わらないし
年末年始はクリスマスっぽい飾り付けもします。


それでも、やっぱりここはイスラム教の国です。


ある若者が車上荒らしにあいました。

ウズベキスタンは日本並に治安がいい国ですが
日本にも犯罪被害があるように
ここでも犯罪が皆無というわけではありません。

で、その車上荒らしにあった人が
「悪いことをしていたのを神様が見ていたんだ」
と落ち込んでいました。

でもその「悪いこと」って
私からしたらちっとも悪くないことだし
車上荒らしとはまったく関係がないんです。

日本でも「悪いことをしたからバチが当たった」と言うけど
もっと本気で「神」という存在をおそれている感じ。
「こんな若者でも、信心があるんだな」と驚きました。


ほかにも、日常生活の随所で
「神の存在」という意識が働いているのを感じます。


ただし、心から信じてはいても
物質的に豊かで、情報があふれていて
時間に追われる現代的な生活を送っていると
イスラム教の教えをそのまま実践することは難しい、と。

お祈りは、いまは1日5回もできないけど
定年退職したらちゃんとしようと思ってる、とか
ラマダン中、断食はしないけど、お酒は飲まない、とか
そういう、自己流のゆるい運用をしている人は多そうです。

そこが「なんちゃって」と言われるゆえんなのですが
でも日本で私が想像していたほどは
「なんちゃって」ではないようです。


 ☆ ☆ ☆


ウズの宗教状況は、日本人のイスラム教のイメージをもとに考えると
不思議にも見えますが
みんなで宗教に基づいた倫理観を共有しつつ
実生活に即してゆるく運用するというのは
わりと理にかなったやり方なんじゃないでしょうか。

翻って日本は、明確な宗教もないのに
だいたいの人が、同じような倫理観をもって
社会の秩序を保っているわけで
絶妙なバランスのうえで成り立っているすごい国だな、
なんて最近考えています。

2014年1月23日木曜日

イスラム教の国のクリスマス

新年もすっかり明けきってしまいましたが
ウズベキスタンの年末年始について書いておきたいと思います。

日本では、12月といえばクリスマスですが
ここウズベキスタンはイスラム教徒がほとんどの国なので
クリスマスは関係ありません。

広場には…

 

家庭にも…











クリスマスツリー???












職場にサンタクロースが来たんですけど!?

いえいえ、クリスマスツリーに見えるのはヨルカ(もみのき)
サンタクロースに見えるのはコルボボ(コル=雪、ボボ=おじいさん)。
どちらも新年を祝うためのもので
クリスマスとはぜんぜん関係ありません!


……とか言われてもねえ。


楽しそうだから取り入れちゃったんじゃないの???


その姿勢、何でも祝っちゃう日本人としては
親近感をおぼえずにいられません。


ただ、日本と違うのは、あくまでこれは新年のお祝いなので
1月第1週くらいまで街はこんな飾り付けだということです。


ショーウィンドウも全部こんな感じ。
 


ちなみに、干支の文化もあります。
去年
今年














年末年始の過ごし方ですが
大晦日は親戚の家を挨拶回りして
正月は家でのんびり、1月2日から始業、
という感じが一般的なようです。

年越しの瞬間はお祝いするけど
もっと重要な年中行事がほかにあるので
お正月は日本ほど大切にされていないようです。

2013年10月26日土曜日

人間は動物じゃない

「分類」を勉強するための読解問題に取り組んでいるとき、ちょうど「植物」という単語が出てきた。

ひらい「『生物』。これは何と読みますか?」
学生「せいぶつ!」
ひらい「そうですねー。生物に『植物』と『動物』があります。
これが『分類』ですねー。
植物には何がありますか?
木、草、きのこ…
動物には何がありますか?
犬、牛、カエル、魚…
『人間』も『動物』ですねー」

ここで、学生全員が爆笑。
キョトンとするひらい。

学生「先生、人間は動物じゃありません!」

ええーー?! 何ですと?

ひらい「人間は動物でしょ? 動物じゃなかったら何なの?」
学生「先生、人間は人間です」
ひらい「ええ?!! じゃあ、生物は、動物・植物・人間、ってこと?」

大きくうなずく学生たち。

ひらい「いやいやいや、ほ乳類…って言ってもわからないだろうけど、
ほら、サルとか…」
学生「(再び爆笑して)先生、人間とサルはぜんぜんちがいます!」

ええーー!
違うけど!!
違わないじゃん!!!

動揺しきったひらいに対し、学生は上から目線で
「日本では、人間は動物ですか?」と聞いてくる。
「日本では」っていうか、全世界的に人間は動物じゃないの?
なんで日本人だけ理性がないみたいになっちゃってるの?
おかしくない? おかしいよね?!

さて、この件があまりに衝撃的だったので、引き継ぎノートに書いたら
それを読んだウズベク人の先生が
「確かにウズベキスタンでは、植物・動物・人間、で習いますね。
学校の科目もそうなってるし」と言う。

そういえば、最近、ロシア語のレッスンで

Биология (生物学)
1) ботаника (植物学)
2) зоология (動物学)
3) анатомия и физиология (解剖学及び生理学)

なんて言ってたっけなあ。

同僚の先生は、イスラム教的にも、人間と動物は別だ、と。

さらにそれを聞いていた法律の先生も
「法律でも動物と人間は違いますよね。
動物には所有権とか権利がない。
むしろ植物と動物が同じで、人間が別。
社会主義も、人間と動物が違うということから出発してるでしょう?
資本主義では人間は動物だけど、社会主義では人間と動物は別なんですよ」
とおっしゃった。

宗教的にも、生物学的にも、社会学的にも
どの観点からもこの国では人間は動物ではないわけで
そこでガイジン教師が「人間は動物でしょう?」
って言ったら、確かに笑ってしまうだろう。

でも、人間だって動物だよね!

2013年9月12日木曜日

中央アジア弁論大会レポート

中央アジア弁論大会と、中央アジア各国の日本語教育事情について
先輩隊員の氏家さんと私が書いたレポートが
JICAウズベキスタン事務所のサイトにアップされていました。

JICAウズベキスタン事務所
トピックス&イベント情報
http://www.jica.go.jp/uzbekistan/office/information/event/20130815.html

「51時間電車の旅1」というエントリーは
アルマティで着いたところで終わっていますが
メインはこのイベントでした。

2013年7月13日土曜日

新5000スム札と、独立時の通貨

ウズでは、物価がどんどんあがってるのに
最高額紙幣が1000スムなので

たとえば300ドルはこんな感じ。


財布は二つ折りとか使えないので
キルギス土産のポーチが大活躍。


数えるのも持ち運ぶのもめんどうなので
在住日本人の間では、高額紙幣が待ち望まれていた。

その待望の新紙幣5000スム札がコチラ!


7月1日に発行との報道があり
8日に会ったウズベク人が「給料に入っていた」と言って
1枚両替してくれた。

どうせなら1万スム札を出してほしいんですけど
出回れば財布もだいぶ軽くなりそう。

☆ ☆ ☆

そして昨日、この国の独立時の通貨について聞く機会があった。

ソ連全土(ウズベキスタンも含む)で流通していた旧ルーブルは
ロシアが新ルーブルを発行した1993年に、とつぜん使えなくなった。
当時、ウズベキスタンでも、旧ルーブルが使われていたが
早く新通貨を発行しないと
ロシアから使えない旧ルーブルが大量に流入してしまう。
しかし、そんなに急に新通貨は発行できない。

そこで仮の通貨「スムクーポン」が発行され
旧ルーブルは廃止となった。

旧ルーブルを家に貯め込んでいたタンス預金派は
一夜にして財産が紙くずになってしまい
大きなショックを受けたそうだ。
そりゃそうだ。

一方、銀行に預けていた分は
スムクーポンとして引き出せたようだが
この話をしてくれた人は、1年間貯めた給料をスムクーポンとして引き出して
そのお金で果物や野菜を買ったら
一度で使い切ってしまったという。
つまり、タンス預金も銀行預金も、とつぜん消えてしまったようなものだ。

仮だとわかっているスムクーポンを貯め込む人は、もういなかった。

とはいえ、現金をまったく持たないわけにはいかない。
みんな、ある程度は持っている。
そこで毎週末、こんなウワサが流れる。
「週明けにスムクーポンが廃止されて新通貨が出る」
「スムクーポンはとにかく使い切ったほうがいい」
何も買うべきものがないと言えば
肉でも買っておけと言われたそうだ。
そして無理やり使いきるのだが、実際には新通貨は出ない。
そんなことが半年も続いた。

オオカミ少年のウソも最後には現実になったように
スムクーポンも、何回もの廃止のデマの後、本当に廃止された。
昨日まで現金だった今日の紙くずは
誰にも見向きもされないまま、風に舞っていたという。


☆ ☆ ☆


新しいスムが発行されたとき
1ドルは19スムだった。
地下鉄は20チン、つまり0.2スム。
月給は20ドルだった。

今は1ドル約2100スム、
地下鉄は800スム、
月給は200ドルである。


給料は400倍、
物価は4000倍。


新札を手に入れた週に聞いた
昔の、といってもたった20年前のお金の話。

2013年7月9日火曜日

「鎌倉朝日」に寄稿しました

以前に寄稿した原稿がネット上で読めるようになっていました。

鎌倉朝日 バックナンバー
http://www.kamakura-asahi.com/back.htm

5月1日号の6面「世界で羽ばたく人たち」の欄です。

無意味に重いので、ネット環境が不自由な人は見なくて大丈夫です。
最初から脱字してるしね。
「こんちは」って、体育会系じゃないんだから……。あーあ。